特集災害と闘う

【無料公開】能登半島地震から1カ月、輪島市中心部の今

倒壊ビル、つぶれた商店…復旧の足音聞こえず

2024/2/1 10:00

 のどかな元日を襲った能登半島地震から1カ月。倒壊した7階建てビル、つぶれた商店、傾いた信号機…。被害の大きかった石川県輪島市中心部では、いまだ復旧の足音は聞こえず、発災当時そのままの姿をさらしている。現地の模様を写真で伝える(編集委員・笹井貴光、いずれも1月29日撮影)。

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金沢市から能登地方に続く「のと里山街道」。救援物資など積んだ全国からの車両で渋滞し、金沢市から輪島市まで4~5時間かかる

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大きく傾きながらも、交差点でかろうじて役目を果たしている信号機。路面にも凸凹があり、中心部を通る車両はあまり多くない

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日本中に大きな衝撃を与えた7階建てビルの倒壊。撤去作業が進む気配はなく、何から手を付ければいいのか分からないといった状況

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災害拠点病院の市立輪島病院。2階にDMATの本部が置かれている。断水が続き、敷地内には高知市のトイレトレーラーが止まっている

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完全につぶれた商店。輪島市中心部では、甚大な被害を写真に収める調査員らしき人たちの姿が見られる

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上から落ちてきたとみられる瓦が散らばったままの自動販売機

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倒壊した家屋に押しつぶされた車両の前には、黒猫がたたずんでいた。街のあちこちに「危険」と判定された赤紙が貼られている

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市内のあちこちで行われている炊き出し。昼時には行列ができる

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焼け野原になったままの観光地「輪島の朝市」周辺。手前には進入禁止のテープが貼られている

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