
大阪府薬剤師会の乾英夫会長は13日の会見で、能登半島地震の支援活動などを報告した。府薬のモバイルファーマシー(災害対策医薬品供給車両)の活動は3日で終了しており、その他の支援活動も15日にはいったん終了するが、乾会長は「まだまだ避難されている方も多い。府薬として、一日も早い復旧・復興に向けて引き続き支援活動を進めたい」と述べた。14日には石川県薬剤師会を訪問し、情報交換するという。
また、このほど公表した後発医薬品の流通・対応状況の調査結果(既報)については、過去2回の調査と同様、行政、関連団体、メーカー、卸などに送付。後発品の供給について、薬局での入手状況が改善していないことに理解を求めていく方針だ。乾会長は「製造と品質の問題で根は深い。(ここ数年)それが表に出てきたわけだが、解決するのに時間がかかっており、なかなか解決策が見いだせない」との現状認識を示した。