特集災害と闘う

【無料公開】1.5次避難所にも薬剤師派遣へ

能登半島地震で石川県薬

2024/1/15 20:28

 石川県薬剤師会は、能登半島地震で被災した高齢者たちを受け入れる2次避難所が決まるまで滞在する「1.5次避難所」へ薬剤師を派遣する準備を進めている。15日、明らかにした。保険診療で対応する予定のため、処方箋は近隣の薬局が応需し、処方薬を施設まで届ける。1.5次避難所の薬剤師が処方薬の交付と服薬指導を担う。

 1.5次避難所は金沢市のいしかわ総合スポーツセンターと産業展示館2号館の2カ所(15日午後4時時点)。各施設を巡回する医師が処方箋を発行するため、県薬は応需できる市内の薬局約30店舗をリストアップした。一包化などした上で翌日以降届ける。

 施設には日中、県薬が募った薬剤師を配置し、患者に処方薬を交付・服薬指導をする。本人確認ができる書類を持たずに避難している人もいるとみられるため、県薬の担当者は「施設の保健師と連携し、誤交付しないように慎重に対応したい」としている。県から正式な要請があり次第、運用を始める。

 県が開設した1.5次避難所は15日午後2時までに583人を受け入れ、239人が滞在している。現状の2施設からさらに施設数を増やす計画もあり、県薬は情報収集と派遣薬剤師の調整を急いでいる。

 最終的な受け入れ先となる2次避難所は、995施設(3万20人分)受け入れ可能で、15日午後2時現在で26施設に1083人が滞在している。2次避難所で求められる薬剤師の対応について、県は「まだ決まっていない。今後検討を進める」としている。(折口 慎一郎)

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