富山市八尾町に本社を置く医薬品点眼液専門メーカーである日東メディックは9日、能登半島地震の影響で、冷蔵(2~8度または10度以下)保存品を除く全製品が出荷停止となることを医療関係者向けサイトで周知した。当面の製品在庫は保持しているものの、地震の影響で使用する自動倉庫が稼働できず、製品を取り出せない状況にあるため、出荷停止を決めた。同社は、速やかな復旧を目指して対応しており、供給再開のめどが立ち次第案内をするとしている。
出荷停止の対象は69品目で、そのうちの多くが点眼液となっている。
一方、自動倉庫で保管をしない冷蔵保存品である▽クロラムフェニコール点眼液0.5%「ニットー」▽ジクロフェナクNa点眼液0.1%「ニットー」▽バンコマイシン眼軟膏1%▽ラタチモ配合点眼液「ニットー」―は出荷するとしている。【日刊薬業】