【無料公開】モバイルファーマシー出動へ

熊本県薬、被害大きい八代地区に

2026/7/31 19:51

 熊本県薬剤師会は31日、熊本地震で被害の大きかった八代地区(八代市・氷川町)に対し、近く県からの要請があることを見越し、モバイルファーマシー(MP)を派遣する方向で調整を進めていることを明らかにした。県内の支援薬剤師も既に出動可能な態勢が取れており、県の要請待ちの状況になっている。県内の被害薬局は午後2時時点で100薬局に上った。

 県薬では、震度7を観測した宇城市と氷川町、震度6強を観測した八代市の薬局への支援に重点を置き、活動を続けている。31日は宇城市に2人が入り水を届けた。

 同日に開かれた八代地区の災害対策本部では、MPを要請する方針が固まった。今後、県に方針が伝えられ、県が県薬に要請する流れ。県薬はMPの出動準備を完了しているため、要請があれば8月1日にも出動する見通しだ。

 県薬によると、八代地区では小規模の避難所を集約しており、氷川町と八代市に1カ所ずつ、合計2カ所にまとめる計画。現時点では、MPはこのどちらかに向かう。ただ今後、宇城市も含めさらに派遣要請があれば、MPのある九州各県から出動することになる。該当する福岡、大分、宮崎の各県薬とは相談済みという。

●「災害時の学薬マニュアル」公開

 県薬は同日、「災害時における学校薬剤師公衆衛生活動マニュアル」(2026年改訂版)もホームページに公開。学校薬剤師の活動を、発災直後から授業再開までの流れに沿って活動を整理したもので、公民館など地域の施設が避難所となった場合にも活用できる内容になっている。初版は19年だが、改訂版では感染症・熱中症予防対策の記載を充実させている。

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