日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は12日、日本医薬品登録販売者協会(日登協)などと合同で開いた記者会見で、能登半島地震の被災地に薬剤師と登録販売者、計29人を13日に派遣すると発表した。OTC医薬品や衛生用品などの支援物資を364カ所の避難所に届ける。
JACDSは被災地に計31品目、約2万個の支援物資を提供した。10日に石川県野々市市内の倉庫で仕分け作業を行い、「薬箱」を作成。5日までに把握できた全364避難所に2箱ずつ配る想定で、計728箱の薬箱を準備した。
11日から薬剤師と登録販売者のボランティアを会員から募り、12日昼までに29人の応募があった。29人を第1陣として派遣し、各避難所に薬箱を届ける予定だ。
会員企業の被災状況も発表。営業停止は5日現在で5社17店舗となっていたが、11日現在は3社5店舗となっている。
また、1月末まで被災地支援募金を実施する。4日に会員企業に通知した。集まった募金は日本赤十字社を通じて被災地に送る。
この日の合同会見では、日登協も義援金の募集を始めたと発表した。義援金募集は日登協として初めて。