日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は22日の会見で、能登半島地震の被災地への対応を報告した。1月13~14、19~21、23~24日の7日間で、延べ46人の薬剤師と、31人の登録販売者を石川県内に派遣した。現地ではJACDSが提供したOTC医薬品などの支援物資を各避難所に届けたほか、避難者からの相談応需などにも対応した。
避難所の統合が進んだことで想定よりも早く支援物資を配り終えたため、25日以降の派遣は中止・延期となったが、追加で24人を派遣する予定だったという。田中浩幸事務総長は、JACDSとして厚生労働省や石川県薬剤師会と事前に支援のスキームを取り決めたことや、支援スキームに登録販売者が入ったことは今回が初めてだったと述べた。
被災地支援募金は3月末まで延長して実施する。集まった募金は日本赤十字社を通じて被災地に送る予定。