能登半島での大雨について、日本医師会は25日、診療所の被災状況を説明した。石川県輪島市内の5施設で床上浸水などの被害があり、いずれも診療が難しい状況だとした。
会見した茂松茂人副会長によると、24日時点の中間報告では、診療所で床上・床下浸水、土砂流入、下水使用不可などの被害が生じている。1施設は、近くの中学校で診療に当たっているという。
茂松氏は大雨について、「能登半島地震からの復旧に、深刻な影響を及ぼした」と指摘。亡くなった人々に哀悼の意を示した。
●支援金2000万円、石川県医に
日医は支援金2000万円を、石川県医師会に送る。近く、会員や国民からの支援金の募集を始める予定だ。【MEDIFAX】