能登半島地震を受け、石川県は5日、県薬剤師会にモバイルファーマシー(MP)の出動を要請した。現時点で、能登半島北部の輪島、珠洲両市を中心にした活動を想定。県薬が日本薬剤師会を通じて調整している。
県健康福祉部薬事衛生課によると、被害が甚大な輪島、珠洲両市に設置する災害支援の拠点で活動してもらう。2カ所に少なくとも1台ずつ配備する計画で、5日時点で計2台については出動のめどが立ちつつあるという。
日薬は同日、MPを運用している都道府県薬剤師会を対象に派遣体制について調査を開始。派遣できる時期のほか、▽緊急通行車両の手続きは可能か▽2人以上確保した上で何日間の活動が可能か▽乗車定員▽過去の災害における出動実績―を尋ねている。