厚生労働省は4日朝、能登半島地震による薬局の被害件数を、石川県で52件と公表した。4日午前7時現在の状況。52件のうち、およそ半数の25件が営業不可に陥っている。「石川県能登地方を震源とする地震について(第11報)」として公表した。石川県以外では被害が確認されていない。
厚労省は各都道府県などに対し、薬局の被害状況を把握した場合は報告するよう依頼している。
被害52件のうち、最多は七尾市の16件。以下、▽輪島市=7件▽穴水町=7件▽中能登町=4件▽能登町=4件▽金沢市、羽咋市、志賀町、宝達志水町=それぞれ3件▽小松市、かほく市=それぞれ1件―となっている。
被害状況別では、建物等の損壊が17件、断水が31件、停電1件、その他が15件。
営業不可の25件は、七尾市と輪島市が6件ずつで最多。次いで穴水町が5件、能登町が4件、金沢市が2件、羽咋市と志賀町がそれぞれ1件。