石川県は4日、能登半島地震の被災地(能登北部・中部医療圏)で処方箋を応需できる薬局のリストを公表した。同日現在で、能登北部医療圏(輪島市、珠洲市、穴水町、能登町)では4店舗のみ。珠洲市はゼロだった。
内訳は、▽輪島市1店舗(輪島あおぞら薬局)▽穴水町2店舗(薬局マツモトキヨシ穴水店、穴水たんぽぽ薬局)▽能登町1店舗(小西薬局)―。県は「断水などの影響で全ての調剤に対応ができない可能性もある」とし、電話などでの事前の確認を促している。
県医療・薬局機能情報提供システムによると、同医療圏の薬局は、▽輪島市12店舗▽珠洲市1店舗▽穴水町8店舗▽能登町10店舗―の計31店舗。大半が営業できていない状況が浮かぶ。
能登中部医療圏で処方箋を応需できる薬局数は、▽七尾市17店舗▽羽咋市7店舗▽志賀町4店舗▽宝達志水町3店舗▽中能登町4店舗―。県健康福祉部 薬事衛生課のウェブページで閲覧できる。